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住宅地のルール岸和田市丘陵土地区画整理組合 

①いえづくりのルール

基本的な考え方

住宅地は、斜面地であることの特性を活かして各住居からの眺望性が良くなるよう造成をおこなっています。眺望性が良いということは、逆を言えば住宅地は周辺からよく見えるということです。丘陵地区の景観的な特徴である里山景観に馴染む住宅づくりを目指します。また、家のしつらえや外構は落ち着きのある街並みを目指します。

配慮方針

里山景観に馴染む住宅をつくりましょう

落ち着きのある街並みをめざしましょう

取り組み

里山景観に馴染む住宅をつくるためのルールは次の2点です。

・階数は2階を基本とし3階以上とする場合も10mまでとし、周囲と軒高を揃えましょう
・建物はセットバック等により圧迫感を緩和しましょう

落ち着きのある街並みをめざすためのルールは次の3点です。

・住宅の外観は、ナチュラルで深みのある色彩にしましょう(巻末に色彩基準を示しました)
・室外機等の付帯施設は周辺と調和するように工夫しましょう
・隣地に面して塀を設ける場合は、日当たりや通風、景観への配慮の観点から高さや構造に留意しましょう

③緑地・庭づくりのルール

基本的な考え方

丘陵地区は神於山を臨む裾野にある里山と農地が一体となった地区であり、緑豊かな生物多様性の高い場所です。住宅地や商業地・業務地においては積極的に緑地整備や庭づくり(緑化)を行い緑豊かなまちづくりを目指します。
緑化に使用する植物は、郷土種等丘陵地区及びその周辺の里山にみられた種を用いて周辺の里山景観と調和したまちづくりを目指します。

配慮方針

積極的に緑化しましょう

郷土種等丘陵地区及びその周辺の里山にみられる植物を活用しましょう

取り組み

緑化に関する基本的なルールは次の6点です。

・敷地内を積極的に緑化しましょう
・街路樹が植わっている道路の接道部では、街路樹と一体となった緑化をしましょう
・隣接地と連続した緑化を心がけましょう
・公的な空間に面して植栽する樹種は、郷土種や周辺集落等で使用されている樹種を用いましょう
・駐車場や駐輪場、ゴミ置き場、各種工作物は、緑化により目立たないようにしましょう
・法面や擁壁についても緑化を行い、生け垣や石材等の自然素材を適切に活用するなど、単調な景観とならないように配慮しましょう
郷土種等の緑化に用いることが望ましい植物の例を巻末に整理しました。

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④快適な環境づくりのルール

基本的な考え方

丘陵地区では、住宅地、商業地・業務地と、農地、里山の自然が隣接しています。健康で快適なまちづくりのために、生活環境はもちろん周辺エリアへの配慮も重要です。日常生活や事業活動に起因する生活環境悪化の防止に努め、自然エリアの動植物や農整備エリアの農作物にも配慮します。

配慮方針

日常生活において生活環境や周辺エリアへの配慮に努めましょう

事業活動において生活環境や周辺エリアへの配慮に努めましょう

取り組み

事業活動において生活環境や周辺エリアへの配慮に努めましょう

・事業活動による排出ガスの削減に努めましょう
・臭いの発生源を把握し、排出口の向きや高さに配慮しましょう
・騒音が発生する施設では防音対策をしましょう
・騒音・振動が発生する建設作業等は周辺住民に事前に説明すると共に作業時間を配慮しましょう
・水質への影響が少ない原料を使いましょう
・浄化槽などの水処理施設を設置し、適切な排水処理に努めましょう
・排水は公共下水道へ流しましょう
・商業地・業務地における業務車両の出入りについては、周辺交通環境へ配慮して、幹線道路からの進入を避けて区画道路から進入するようにしましょう。
・エコドライブに努めましょう

日常生活において生活環境や周辺エリアへの配慮に努めましょう

・ゴミを放置しないようにしましょう
・テレビやラジオ等の音が周りに迷惑にならないように注意しましょう
・台所から食べ残し等を流さないようにしましょう
・石鹸やシャンプー、洗剤等は使いすぎないようにしましょう
・エコドライブに努めましょう
・雨水を貯水して散水などに利用しましょう

■エコドライブの例 [エコドライブ10のすすめ]

○ ふんわりアクセル『eスタート』(やさしい発進を心がける)
○ 車間距離にゆとりをもって、加速・減速の少ない運転
○ 減速時は早めにアクセルを離そう
○ エアコンの使用は適切に
○ 無駄なアイドリングはやめよう
○ 渋滞を避け、余裕をもって出発しよう
○ タイヤの空気圧から始める点検・整備
○ 不要な荷物はおろそう
○ 走行の妨げとなる駐車はやめよう
○ 自分の燃費を把握しよう

出典:「エコドライブ10のすすめ」
(エコドライブ普及推進協議会、http://www.ecodrive.jp/eco_10.html)

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出典:パナソニックHP 雨水貯水タンク
(レインセラー/雨水ためま専科)のページ
https://sumai.panasonic.jp/amatoi/raincellar/point.html
出典:飲食業の方のための『臭気対策マニュアル』
(環境省、https://www.env.go.jp/air/akushu/manual/manual_01.pdf)

⑤協働のための取り組みや活動

基本的な考え方

丘陵地区は、土地を所有している方、地区に住まわれている方、商・工の事業を営まれている方、農業を営まれている方、自然地で活動されている方など、多様な人々や企業、団体によって支えられています。『人々が元気で快適に生きがいを持ってくらせる“まち”』、『活力があり地域を輝かせる産業がある“まち”』、『地球と人にやさしい自然環境がある“まち”』を実現するためには、これら全ての関係者がお互いの立場を理解し、話し合いながら、まちづくりを推進していく必要があります。
丘陵地区では、そのための組織として、岸和田丘陵地区まちづくり協議会(http://kishiwadamachikyo.com/)を運営されています。

協議会のメンバー

丘陵地区内にて土地を所有または使用している個人、団体及び企業(正会員)

丘陵地区の取り組みに賛同頂ける個人、団体及び企業(賛助会員)

協議会の構成

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活動の紹介

まちを育てる活動の一環として、丘陵地区のまちづくりに関わる市民や企業等の参加と協働により、「フクロウの森再生プロジェクト」をはじめとした地域づくり活動が既に始まっています。
また、今後も、「岸和田 Green Village 構想(岸和田丘陵地区まちづくり協議会・岸和田市(平成 26 年 2 月))」に基づく7つのプロジェクトの推進など、地域ぐるみで協働しながら幅広いまちづくりの取り組みや活動が行われていきます。

■ 「フクロウの森再生プロジェクト」の紹介
里地里山環境が残る丘陵地区では、豊かな自然の象徴であるフクロウが生息しています。しかし、現在、放棄耕作地の増加や、放置竹林の拡大などにより、その生息環境が荒廃しつつあります。
「フクロウの森再生プロジェクト」とは、これら放置耕作地や放置竹林を適正に管理し、良好な里地里山環境の形成を目指す取り組みの総称です。
都市整備エリアに隣接する自然エリアでは、市民や企業の参加と協働による「植樹イベント」の開催、地域企業との協定に基づく「里山再生活動(大阪府アドプトフォレスト制度を活用)」等の取り組みが既に進められており、今後も継続して取り組まれていきます。

■巣箱を利用するフクロウ雛の様子
(2012年5月11日撮影)

【協働で取り組まれてきた主な活動】
 ○2013年11月17日 植樹イベント(市民・企業・地域団体の参加により開催)
 ○2014年02月05日 竹伐採イベント(市民・地域団体の参加により開催)
 ○2014年04月27日 たけのこ掘りイベント(市民の参加により開催)
 ○2014年11月16日 植樹イベント(市民・企業の参加により開催)
 ○2015年01月31日 竹伐採イベント(市民・企業・地域団体の参加により開催)
 ○2015年04月25日 育樹・たけのこ掘りイベント(市民の参加により開催)

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■市民や企業の協働で取り組む植樹活動(第1回植樹イベント開催風景より)

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